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新曲を2曲アップ完了しました、お楽しみ戴けてますでしょうか?('▽`)

「XtoC」の方は前にも幾らか説明しているのでざっと追加事項だけ書いておきますね。
L.S.D.から続く薬物シリーズ3部作の2作目にあたる曲です、3作目は「s.p.e.e.d.」という曲を予定しています。
前回お話しました修正が必要だと思われる部分を直しまして、結局リードのトップ音とベース、キックは全部作り直しと差し替えを余儀なくされました。リードは和声のトップだけ差し替えしたんですが、ハード系特有のαJunoっぽい音に換え、前後にかかる曲と分厚さで聴き劣りしないように工夫を。キックのブーミングに関しては新しく作ったキックはコンプを締めなおしてみた結果このままローはある程度出したままでも大丈夫と判断。これに伴ってBsは作り直しでしたが、キックが持っていたローの成分が変わってしまったので芯が持ってる帯域と倍音成分を再調整し、ギラついたエッジを強調、ローエンドぶった切りという方法で対処し、ハード系特有の「ドォンヴゥー、ドォンヴゥー」というニュアンスは残せました。

その後何回かハコで掛かったようですが不評の話も漏れてきませんので(笑 多分あの対処でよかったんだと思います。あとはL.S.D.に続いて流行ってくれること、みんなに気に入って貰えるよう期待して。


続いて更に新曲「into the rain」ですが、以前からお話しておりますサイバー系再燃の流れを作ろうキャンペーンの第2弾になります。今月でt-xignがデビューして1年になりますので少し毛色も変えたいなと思いまして、とりあえずは久々にウタモノにする事にしました。外国人でいっても良かったんですが、ここはあえて日本人のほうが面白いかなと思いました。
日本人が歌うトランスの多くはポップスのそれをリミックスしたものであったり、オリジナルであっても日本語のままである事が多いですよね。僕としてはあんまりクサくない真面目な歌詞であれば日本語のままでもイケるかなと思うんですが、相方のt.A.i君が「日本語絶対禁止」と言い切るので(笑 ここは大人しく英語詩にしてみました。

歌い手はPS2のゲーム、『NAMCOxCAPCOM』の主題歌なんかを歌っておられますflairちゃんデス。avexさんからの預かりだった頃からデモを作ったり色々繋がりがあったんですが、この度何曲か彼女の曲を書く事になり、それにあたって練習といいますか準備運動的にでもなればと、先ずは歌部分の少ないトランスに挑戦して貰いました。
一番苦労したのは発音部分で、矯正するのに凄く時間が掛かりました。音楽的な部分はUK的なコブシ回しを細かく説明して意識して貰ったんですが、如何せん発音の方で頭がいっぱいだったようなので(笑 音楽的な部分は最低限のところだけにして発音に注力して貰いました。

この曲の方向性を決めるにあたって二つの考えがありました。ひとつはダッチ系を押し通して漢らしくしてしまうこと。もうひとつは前半でそういう雰囲気を味わって貰って、後半でブチアゲに戻して満足して貰う方向性で、この部分で相当悩みました。
最初は「流行らなくても評価されなくてもいいんで漢らしく」という方向で考えていたんですが、打ち込み作業をしていくうちに段々と「日本で使うにはこのままでは流石にマズ過ぎる」と判断し、後者に変更を施していきました。
出来上がってから冷静に聴いてみて、もう少しだけ本格的でもいいのでは?とも思い始めました。丁度完成直後にイベントがあったので最初のバージョン(ミュージーにアップされているものです)をかけてみところ、前半のダッチフレーズでみんなガンガンに踊っていたのでやはりそこまで気にしなくてもいいかもしれないと少し自信も出てきたので、どうせ仕上げ作業もあることだし思い切って別のバージョンも作ることにしました。2バージョン作ることで場に応じて使い分けしてもらえ、流れる機会が増えるなんて事があったらシメタモノ、なんて。
本格派方向に戻しすぎても駄目だと思ったので適度に加減しながら「後半部分で知らないうちにフレースが変わって本サビに」くらいに留めつつ修正していきます。フレーズもチャラ過ぎず本格的過ぎず、という方向で。この構成で大サビとなる2サビのフレーズは一度しか出てこなくなるんですが、こうすることで聞き終わった後に少し物足りなさが残るので「また聴きたいな」と思って貰えるかなと。

仕上げ作業ですが、マスタリングに入る前に「ある程度はルーズで」と思っていた歌のピッチをもう少し直しておこうと思いました。周囲では気にならないという話でしたが
、何度も聴いているうちに僕自身がちょっと気持ち悪かったので気持ち強めに修正。
段々コツが掴めて来たのか、音の仕上がりは初めてと言っていいほどハコでの鳴りが想定通りだったので、裏のウワモノを幾つかEQとレベル修正、空間系EFX処理を微調整して完成。
2バージョンあるわけですが、漢らしい方のバージョンはリードのローミッドを多めに出して太さを少しだけ強調してあります。あくまで日本向けということを加味してもハイのエッジは少なめにしてツッパリ感が強すぎないように、少しツヤが出るように。
マスタリングの際もデモ版と同じソングを立ち上げ、波形だけスリ換えし、微調整を施すだけだったのでスンナリ終わりました。


とりあえず今回の2曲はこういった感じで無事終了。双方とも沢山のDJからわざわざ好評の声をかけていただいたりして嬉しい限りです。このまま評判が上がっていくようであればアナログの話も挙がってくると思います。皆さんも気に入って貰えたら是非支持していって下さいね。
次は久々にトランスから離れ、サントラの方に移りたいなと思います。短い曲ばかりであまり慣れないBGMの作曲ですけど、色々と遊べそうなので気分転換に楽しめたらなぁ、と思っています。主題歌の方もそろそろ考えないとですね、、、全然手が回らないですけど(´;△;`)

今日はこの辺でー

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作曲、プロデュースからエンジニアリングまで、曲が出来るまでの全ての工程をなんとなくそしてぼんやりとこなす人。ジャンルはポップス、ロックからダンスミュージックまでなんでもやります。最近はすっかりハウスの活動が中心になってマス。
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