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急に雨が降り続いて寒くなったり突然猛暑になったり妙に蒸したり・・・気温変化が激しい毎日です。風邪などはひかれてませんか?十分ご注意して下さいね。
さて、今日は新曲の話ですね。色々と用意してるんですが、最初にお届け出来そうなのは某Uさんの曲のリミックスです。メガトラにも入ったことがあり、今でもタマにかかる曲なので原曲をご存知の方は多いと思いますが、もし聴いたことがないバージョンが聴こえてきたら、それがt-xignリミックスです。早ければ今週のATOMのラブトラで聴けるんじゃないでしょうか。
かなり前から注文があった曲なんですが、なんだかんだあったりして伸び伸びになっていて、ここにきて改めて催促されたので急ぎで作ることになりました。
FARMさんには僕なりに感謝していて、FARMさん用に新曲を用意しないとな、と思っていたので、とりあえずはこの曲をそれに当てはめたいと思います。評判がどうなるか今から楽しみです。
・アレンジについて。
リミックスの話題になったので、ついでに僕のリミックスや編曲に関しての考えを。
もう察しが付いてる方も多いと思いますが、僕はあまりリミックスをしません。というのもあまり好きではないんです。これは音楽を始めた当初からの考えで、初心者な頃からコピーとかカバーなんかもあまりして来なかった経緯があります。理由は単純で「人の曲をカバーしてる時間があったら一曲でもオリジナルを書いた方が身になるんじゃないか」という考えからでした。
どれだけアレンジに凝っても編曲には変わりなく、どこまで行っても「人様の曲」ですから、オリジナルに比べ遣り甲斐が少ない気がしてしまいます。勿論やり始めると楽しいし「こう来るとは思ってないだろう」とか「この曲を書いた時点でこのパターンは頭に無かった筈」という作家の裏をかくところに楽しみは見出せますから、面白いのは面白いんですけどね。
そういった当初からの名残があってか、リアレンジ、リミックスが主流のクラブミュージックを作るようになってからもあまり作りたがらない傾向にあります。
トランスを始めて一つ感心したのは、この業界ではリミックスをオリジナルのように扱う傾向があることです。ただでさえ日本では編曲権というものがかなり軽んじられているので、これは非常によい傾向だなあと思います。
音楽を作られない方には分かり難いかもしれませんが、編曲と言う作業は一番地味で一番テクニカルで、なのに一番一番軽視される作業パートなんです。コード付けを少し換える、楽器や音楽的なパートを少し変更するだけでまるで別の曲のように変わってしまいます。だから面白くもあり、同時に危険な要素を持った担当なんです。
リミックスというものにも色んな種類がありますが大抵において編曲要素はあります。なのでリミックスという形を通してこれだけ編曲にスポットがあたり、また評価されるというのは非常に稀で素晴らしい事だと感じます。もっとウタモノの業界でもこういった流れが生まれるといいのになあと思いますね。
どうしても『やっぱりオリジナルがいいよね』と言われてしまいがちな現実がありますよね。ファーストインプレッションはやはり凄いもので「これがホンモノ、他は偽者」と捕らえるからか、「最初に聞いたものが一番良いと感じてしまう」からはか、理由は分かりませんが人間と言うものはそういうものですよね。リミックスをするということは先ずそういった大きなマイナスを背負うところから始まります。
なので折角やるからにはより一層「原曲よりこっちの方がいいよね」と言われるくらいのものは作りたいと思ってしまいます。また同時に、そう言われている曲には敬意を評したいなとも思っています。
ダンスミュージックは特にそうで、ライターが最後の工程まで一人で作るのが殆んどなものですから、作曲家が同時にアレンジャーでもあり、編曲だけでオリジナルより良いと評価されると言うことはその曲を生んだ作家よりもその曲が本来持っている良さを引き出せたという意味でもあるわけですよね。それって凄いことだと思いませんか?
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