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更新ご無沙汰しております、ゴメンナサイ・・・。
いつもながらに良い展望のニュース、イヤだったり大変だったりする出来事に翻弄されながら頑張っています。
アーティスト業以外で最近はハウスとかエレクトロハウス、姫ハウス(?)の注文が妙に多いのですが、流行ってるんでしょうか?この風潮は僕がトランスを始めるキッカケになった空気と傾向が似ている気がします。なもので、この先xign名義としてもハウスをやっていくことになるかもしれません、先ずはちょっと頑張って研究してみます。
そうですねえ、あとはここにきてまた急に「Listen to your heart」の人気が戻りつつあります、どうしてでしょう?? TOKYORAVEに入れてもらったからでしょうか?TEN君のお力でしょうか(?)、兎に角アリガタヤです。NO WAY OUTのt-xignリミックスもお陰さまで耳にする評判は上々です。本当はメガトラ用に制作された曲なんですが、先日発売になりました「POSHH!」にも先行で収録される人気ぶりです。支持してくれてる皆さん、かけてくれるDJの皆さんに感謝デス。
とりあえずここでは主に新作の事を中心に触れていますので、新曲の話です。
近日中にお披露目出来る様になると思いますが、今は「LET UR BODY ROCK」のリミックスの制作をしております。気に入ってる曲だけに手を入れるのは少々大変でした。
リミックスするにあたって先ず一番の問題はリードでした。一番指摘されたのはテーマのラインが出てこないとのことで、これはCDでは問題ないと思いますが、ハコでは確かに少し聴き取り難い状態になります。ここで問題になってくるのがその対処法です。
音はスタック系の速いアタックを持つ音で速いパッシブのフレーズなのでパンパン言ってて欲しいのですが、これ自体に問題は無くともフレーズ自体が下のラインと組んだ和声とセットで成り立っており、ただでさえバックで鳴る多数のシーケンスの絡み合いで雰囲気作りをしてるのにこれを一箇所でも変更するとなるとどんどん音同志が喧嘩をして潰し合いをしますので良い結果になりません。オリジナルでは輪郭を強調するなど色々工夫をしているわけですが、これで出てこない、聴こえないということになると対処が難しくなります。
次にエフェクトですが、このフレーズは玉数の多いフレーズの裏拍に絡んでくるディレイも含めてフレーズの一部となっているために深めにかかっているわけですが、このディレイのせいで音が奥に引っ込むという現象も生まれます。切ってしまうのは簡単ですが、これではフレーズ自体が変わってしまい、意図したフレーズのリズムが崩れてしまうので音楽的に問題が出ます。
これらの問題をどうしたものかというのが最大のテーマでしたが、散々別の方法で試した結果、オリジナルの状態がベストであり、どこか触ると他が死ぬという状況をみて仕方なくフレーズ自体を換えてしまう作戦に出ました。こうすることで最初の和声の問題も解決し、リードを立たせるための音色変更も容易、フレーズが違うためディレイ問題で悩まされることも無い、と全て解決します。
具体的には和音感がある程度保てるようにナメるフレースに変更し、ハモらなくてもそこそこ聴けるようにするフレーズに。これだとパンパンとリズミカルに打つフレーズと対照的になってしまうため、以前のイメージを少し残すためにトップで拾う音だけはリズミカルになるように。和音間が薄れてしまうのは否めないので、一本だけ内音役のパッドでロングトーンフレーズを足して、残りは強調と和声補完で連打めなシーケンスを1本置いて雰囲気が出来たので完成です。
最初は聴き慣れないので違和感がありましたが、10回ほど聴いてるうちに「これはこれ」と思えたのでこの状態で採用にしました。
今回はこのリードをいつも以上に主役としましたので、残りの音はそこを縫うように設置していきます。「音はぶっとく」との注文もあったので、キックにもある程度ローを持たせてコンプで締め、ベースもいつも以上に取り囲むように配置、全体をコンプで過剰に押さえつけた雰囲気で仕上げていきます。
これで一番心配だった部分がいけると判断しましたので、次にAメロとヌケ(ブレイク)、詰めの部分を作っていきます。ブレイクは以前のフレーズを使うことで結果としてサビと違うものになるのを利用し、可能な限り流用。
サビのフレーズが変わったことで曲全体のリズムも変わってしまったため全部いちから作り直しを。
1番と2番のブレイクが似るとメリハリがなくなりそうだったので、アルバムに収録したオケバージョンがあるのを思い出し、あのままでは使えないのでオケパートをサクっと新たに作り、ハメ込む。
最後にAメロですが、元々ボコーダーボイスを中心としたディスコロック的なリズムがあるフレーズで全体を仕上げていましたが、サビのフレーズや音傾向から考えてもう少し暗黒感がないといけないと判断し、「これは使えない、これも使えない」と元のフレーズを削除していった結果殆んどのフレーズが流用できなくなったため、結局全部一から作り直しました。イントロの最初の部分だけその名残を残してありますが、ハコで聴く皆さんはその前にかかってる曲とミックスされて耳にすることは無いと思います(笑
というわけで全て新たに生まれ変わった新生LET UR BODY ROCKをお楽しみに!
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